介護職の面白い部分は人によってさまざまですが、やはり高齢者との触れ合いの中で楽しさや仕事のやりがいを見つけられます。
高齢者は自分より何十歳も年上で人生経験も豊富なので、雑談をするだけでも色々なことが分かります。
戦争が起こった頃や働いていた頃など、高齢者の体験談を聞けば自分のためにもなりますし、心に残ったり教訓になるような話もあるかもしれません。
仕事をしながら、同時に人生勉強ができるのは魅力的です。
介護施設には何気なく会話ができる高齢者もいますが、脳の機能が低下して不自由な状態の高齢者もいます何もせずに寝ているだけだと更に脳の機能が低下するのでリハビリが必要です。
音楽に合わせた踊りをしたり、手足の運動などリハビリの内容は施設によってさまざまですが、日に日に成長が見られると介護職員も喜びを感じます。
これまではできなかったことができたり、名前をしっかりと覚えてもらうなどの変化を見守るのもこの仕事の面白い部分です。
介護施設に入っている高齢者は、いつか必ず寿命を迎えます。
急な病で突然亡くなるケースもありますし、ガンなどの病で徐々に体が不自由になるケースもあります。
もちろん高齢者が亡くなってしまうことは前向きに捉えられることはできないかもしれませんが、最期まで見送るのも介護職員の役割の一つです。
これまでお世話をしてきた高齢者が目の前で亡くなるのは大きな悲しみや不思議な気持ちに包まれますが、同時に充実感もあります。
責任感も強くなり、人としての成長を感じられる場面です。